“Afield”は、イギリス人作家メアリーノートンによる子供向けファンタジー“The Borrowers”の2作目のタイトルです。 翻訳版では小人の冒険シリーズ“野に出た小人たち”で出版されています。民家の床下で、人間から生活に必要なものを調達して、快適に不自由なく仮住まいしていた小人一家が、野に出て親戚一家と新しい家を探しにいく冒険の物語です。1作目も面白いのですが、2作目の好きなところは、小人にはとても危険で困難だと思われる野での生活を、知恵を使って上手にサバイバルしていくところです。結局、小人にしても人間にしても、大地の自然を借りて住まわせてもらっていることを痛感させられます。