Sunday, July 22, 2012

路地

先週、ふと目に留った、ビル一階の抜け道です。裏通りから気になって覗いてみると、アーケードにつながっていました。床のタイル、鏡張りになった天井、照明、ショーウィンドー、看板のタイプフェイス、全てが作られた時代をノスタルジックに醸し出していました。しばらくアーケードを行き交う人を、ひっそりと眺めていたところ、誰一人、自分の存在に気づくことなく足早に通り過ぎていってしまいました。
そして、今週、また同じアーケードを歩いていたとき、自分も同じように、この小道を目に留めることなく通り過ぎてしまっていたことに気がつきました。