Monday, October 31, 2011

ハロウィーン

我が家のモンスターたちです。レイのイラストをもとに、遊び半分に作ったクレイドール。本棚の上にひっそりと並んでいます。

Sunday, October 30, 2011

ボンバーハット

昨日、初雪が降り秋の前に冬がやってきたようです。一日中、雨、雷、雪といった天気だったので、アパレル系に勤める知人から頂いた、サンプルレザーコートを再利用してボンバーハットを作ってみることにしました。とりあえず試作品の完成。その後、みぞれが降る中、チャイナタウンでこの冬?初の火鍋をいただいてきました。

after

before

Wednesday, October 26, 2011

オータムコート

最近引っ越した友人祖母のコレクションから100%ウールの布を頂きました。昨日から暖房もつきはじめ、季節的にもすっかり秋らしくなってきたので、その生地を使って薄手のコートを作ってみました。

細雪

83年版の映画“細雪”を見ました。日本文学好きのレイはもちろん谷崎潤一郎の原作を読んでいて、我が家の本棚にも英語版の小説がしっかり並んでいました。映画の流れはメロドラマ的でありながらも、情緒的な風景と艶やかな着物が古き良き日本の姿を映し出し、その美しいシーンに見とれつつ、こういった映画が、日本人より外国人うけする理由がわかる様な感じもしました。ここしばらくプルーストの小説を読み続け、かつてのフランスの上流階級生活を面白く眺めていましたが、一昔前の日本の上流生活も意外と興味深いことに気づかされました。階級扱いは時代にそぐわないかもしれませんが、品の高い振る舞いと古風な考え方は、これから先も続いてほしいなと思わずにはいられません。

Monday, October 24, 2011

Seth

先日、いつも行く本屋のうちの一つでばったり出会ったのが、カナダ人漫画家兼Seth。40年代スタイルの服装と帽子、そしてヴィンテージの革鞄が、奇抜なファッションの多いニューヨークでも一際目につく存在となっていました。翌日に別の本屋さんでトーク+サインが予定されていたため、ニューヨークを訪れていたようです。大ファンのレイがチラッと挨拶を交わし、この出会いを兼ねて一冊本を購入しました。その後、しばらく歩きまわった後、帰宅する前にもう一つ別の本屋へ足を踏み入れたところ、そこでまた出会ったのがSeth。1日に2度も最寄の本屋にてお気に入りのアーティストに出会い、うれしく愉快で、何か特別なつながりを感じた日となりました。ちなみに、翌日のイベントにて6冊の本にサイン+イラストを描いてもらいました。



Saturday, October 22, 2011

柿の実

久しぶりに、ハウストンストリートに面する庭を訪ねてみました。以前は半ブロックだった敷地が反対側の通りまで拡張され、通り抜けができるようになっていました。そして、上を向いて何気に見つけたのが柿の実。他の木々に隠れて目につきにくくなっていましたが、よく見るとオレンジがかった黄色の実がたくさん生っていました。こんなところに柿の木がという驚きと喜びと、でもやっぱり柿は日本の景色に一番あっているなと思いながら、熟れた実をじっくりと眺めてしまいました。



Trick or Treatブラウンバッグ

今日、いつものように、街をふらふらして見つけたのが安物のジュエリー。ブラウンバッグに詰め放題で3ドル。以前、レイが同じく安物のジュエリーをアレンジして、素敵なアクセサリーを作ったことを思い出し、二人で箱の中から使えそうなパーツを必死に探し出してきました。そのまま身につけたらパッとしないジュエリー達も、パーツを組み替えるだけでとてもお洒落に生まれ変わります。思った以上にたくさん詰め込んだようなので、出来上がりが楽しみです。


Wednesday, October 19, 2011

エセックスマーケット

チャイナタウンで夕食後、歩いて帰宅する途中に目にとまったのが、しばらく廃墟的存在になっていた平屋マーケットの建物からこぼれてくる明かり。大通りの反対側に位置し、大きな駐車場の隣にあるため、普段は特に気に留まらない場所です。かつて、マーケットだった建物の中が見てみたかったので、明かりに誘われ足を運んでみました。中では、ロウアーイーストサイドならではアート展示が行われていて、日曜夜の最終日でありながらも、ちらほらと若者達が見学をしていました。




Monday, October 17, 2011

緑色のブラウス

友人祖母宅の集積続き。もちろん、大量のコレクションの一つは洋服。その山の中から見つけたのが、まだタグのついたブラウス。ニューヨークのデパートメントストアで購入されたもので、100%シルクの良質の布だったので頂くことにしました。リメイクするかいろいろと考慮した上、LサイズからSサイズにお直しするだけにしました。ちょっと変わった色合いですが、何気にレトロチックでコーディネートの仕方によって、けっこうかわいく着られるかなと。

右側がお直ししたブラウス。左に見えるのはずいぶん前にレイがデザインしたもので、こちらも最近お直ししました。

Sunday, October 16, 2011

ベイクドエッグ

友人祖母のコレクションの山からキッチン関係のアイテムをいくつか頂いてきました。そのうちの一つが耐熱皿。近所のお洒落なレストランのブランチメニューに、ベイクドエッグを見て以来、自宅で作ってみようと思ったものの、なかなか気に入ったお皿が見つからず1年以上過ぎてしまっていました。そんなわけで、早速日曜の朝にほうれん草、トマト、ニンニクを加えて作ってみました。かなり簡単なわりには美味しく出来上がったので、しばらく日曜日の朝食メーニューとなりそうです。

Friday, October 14, 2011

アンティーク家具?

友人の引っ越し手伝い中にダイニングテーブルセットを発見しました。テーブルはいつも台所脇に置かれていたのですが、周りのゴタゴタに埋もれて、あまり記憶に残っていませんでした。そして、物置と化していた寝室から6脚の新品同様の椅子を発見。このダイニングセットに加え、今までリビングルームのゴタゴタに埋もれていたサイドテーブルとコーヒーテーブルを、新居のクリーンなリビングルームにアレンジしてみました。40年前に友人祖父母が香港から購入した家具が、友人のアパートにて久しぶりに新品同様のお披露目です。個人的にIKEAの安物より味があって素敵だなと。2日間かけて、家具の組み立てから荷物の整理整頓まで全て完了し、友人のために快適なインテリアを完成させてきました。後は、このきれいな状態を常に維持していってもらうだけです。



スクウォーター

2年間、亡くなった祖母宅に住みついていた友人がついに引っ越しすることになりました。2LKのアパートメントは40年にわたる友人祖父母のコレクションで隙間なく埋め尽くされ、長年の集積とクローゼットの収納力に驚かされるばかりでありました。引っ越し当日、大多数の集積は既に寄付され、荷物はトラックへ積み込まれた後、今まで足を踏み込むことのできなかった寝室に始めて入ることができました。西と北側の壁に小さな窓が位置し、そのフレーム越しにエンパイアステイトビルをはじめミッドタウンの高層ビル群からイーストリーバーまで、ニューヨークの街並を一望することができました。高級ホテルのスイートルーム並みの景色に息をのみ、何年もの間、物置として放置されていた部屋を哀れに思わずにはいられませんでした。




Sunday, October 09, 2011

リーディングライト

 友人の引越し手伝いのため、安い家具を探しにIKEAへ足を運んで来ました。IKEAナンバーワンのお気に入り、ミートボールランチをいただいた後に友人へのデザインアドバイスをしながら店内を一回りしてきました。IKEAのデザインは流行に敏感で、特に子供部屋のアイテムや玩具は非常にかわいらしく、新しいカタログが出るたびに楽しくコレクションを眺めています。しかし、実際の商品を見てみると、安価な反面、質はいまいちなものが多いのが残念なところです。そんな中、見つけたのがソファサイドのリーディングライト。このところ毎晩リビングルームでプルーストを読むのが日課になっていて、サイドランプの明かりが読書には不適切であることに気づいたレイがこの新しいリーディングライトを買ってくれました。今夜もこれから、お気に入りのコーナーで読書に専念するのが楽しみです。

Friday, October 07, 2011

櫛ケース

バケーション以来、久しぶりのクラフト作りです。スーツのはぎれを使ってレイの新しいコームのケースを作ってみました。1854年に創設された古いお店Taylor of Old Bond Streetで購入したイミテーションアイボリーの櫛です。イミテーションといっても本物のアイボリーより親しみのある色合いで、微妙なストライプ模様が良い味を出していて、自分も結構気に入ってギフト用にもう一つ購入してしまいました。ロンドンに本店があり、歴史あるお店でありながら、意外とお手ごろな価格の商品もあり、お洒落な男性達にはとてもうれしいお店です。

Tuesday, October 04, 2011

読書の秋

今年は台風やハリケーンが多かったためか、ニューヨークでもしばらく熱帯気候のような湿気の多い毎日が続いていました。10月に入っても雨は続くものの、だいぶ涼しく秋らしい空気を感じるようになってきました。
読書の秋ということで、本屋さんではクラシック文庫がたくさん並べられています。自分もまた、秋の夜長をマルセル・プルーストと共に毎晩過ごしています。先日やっと第一編第一部「コンブレー」を読み終えました。半挑戦的に読み始めた小説でありながら、次第に19世紀末フランスのプルーストの世界へと惹きこまれ、続きが気になった仕方がありません。しかし、分厚い全7巻の超大作、読み終えるまでにはしばらく時間がかかりそうです。

(ロンドンで見かけたペンギン(出版社)の創始者アレン・レーンが最初にペーパーバックを出版した場所です。)