帰国した翌日、犬と一緒に母の実家を訪ねてきました。古い母屋の瓦が落ちたため、屋根にブルーシートがかけられ重石でおさえてありました。増築した境目の天井に大きな亀裂も入っていましたが、とりあえず家はまだ建っていたので一安心しました。子供の頃、毎年の冬休みを楽しく過ごした部屋がなくなってしまうのを少し寂しく思いつつ、取り壊される前に帰ってきてよかったとつくづく感じました。そして、もう一か所建て替えが必要なのは、母屋の前に建っている古い木造の納屋。これまで特にじっくり見たことがなかったため、上を見上げて曲がり梁がかかっているのにびっくりしてしまいました。聞くところによると、古家から再利用したもので、過去二回の地震を乗り越えてきた梁のようです。当時は珍しくなかったようですが、今となってはアンティーク。あまりに勿体ないので、取り壊す際には捨てずに保存してほしいとお願いしてしまいました。