Monday, November 21, 2011

二十年

時差ぼけのため、午後になると睡魔がおそってきます。昨日はうっかり昼寝をしてしまったため、明け方まで眠れず秋の夜長?をプルーストと共に過ごしました。
プルーストの美しいCombrayでの記憶に誘われ、日本を訪れた際に古い友人と20年ぶりの再会をはたしてきました。小学校5、6年生の時の親友で自分の家族が引っ越した後も文通を続け、大人になってからも時々手紙のやりとりをしていました。そうはいっても、人生の中でいろいろと変化のある時期をお互いにみていなかったため、外観の変化以上に20年経った今でも昔と変わらずに話ができるかどうかが一番大きな不安でありました。年月を経て自分の記憶も実際の出来事から美化されたイメージへと変わりつつあり、再会が楽しみであると同時に新しい友人に出会うような緊張も感じることとなりました。
そして、再会。お互いに自分たちの母親そっくりに年を取ったようで、すぐに分かり合えることができました。4年弱しか住んでいない町でしたが、20年経った今でも変わらない愛着心を覚え、この友人とこれからもずっと交友関係を築いていきたいと思い、かつてと同じ感情を胸に駅を後にしてきました。