Wednesday, November 23, 2011

ルイスチェスマン

スコットランドのルイス島から出土したチェスの駒です。12世紀に作られ、ほとんどがセイウチの牙から彫られています。67個が大英博物館に11個がスコットランド国立博物館に所蔵されています。9月に英国旅行へ行ったとき、ロンドンでは歩きつかれ、エディンバラでは時間がなく両方のチェスマンを見逃してしまい、非常に残念に思っていました。しかし、そのコレクションの一部が今月からクロイスターズ美術館で展示を始めたので、早速マンハッタンの端まで出かけていきました。クロイスター周辺にはのんびりとした公園があり、そこからハドソン川を眺めることができ、とても快適な環境であるのですが、ダウンタウンの我が家からはちょっと遠いのでなかなか足を運びにくい場所でもあります。久しぶりに美しいクロイスターの建物と周辺の景色を楽しみ、待ちに待ったチェスマンとの対面をはたしてきました。当時の製作者は真面目な表情を彫ったようですが、ひとつひとつユニークな顔立ちはユーモアあふれかわいらしいと言わずにはいられませんでした。また大英博物館へも行きたいけれど、クロイスターの落ち着いた空間にてゆっくりとルイスチェスマンを観賞することができ大満足でした。