Friday, March 30, 2012

when shall we meet again?

メイシーズのフラワーショーが今週始まりました。今年は、これが見られない残念な気持ちと、日本の桜を久ぶりに見られる喜びと、まだ非常に複雑な心境にあります。

Tuesday, March 20, 2012

立春 マカロンデー

今週になって、街路樹の白い桜とマグのリアが一斉に開花し始めました。早咲きの桜もちらほら咲き始めすっかり春が訪れたようです。
ところで、今日は、ニュヨークではマカロンデーでもありました。レイに街中のお菓子屋さんを回ってもらって16個のマカロンを集めてきてもらいました。最後の一個は仕事帰りに自分で頂いてきました。色鮮やかで、味よりも目で頂く感じですが、食べ比べするのがとても楽しみです。

Sunday, March 18, 2012

ヴェルサイユ宮殿のパノラマ

そういえば、しばらくヴェルサイユ宮殿のパノラマを見ていなかったなと、ふと思い出し久しぶりにアメリカ館のはずれまで足を伸ばしてきました。特別展やエジプト館のあたりは、かなりの混雑だったのに比べ、遠いためかなぜか、アメリカ館にはほとんど人がいませんでした。ニューヨークで活躍した家具職人の素晴らしい作品を見て、フランクロイドライトの部屋を通りすぎ、さらに奥へ行ったところに、ひっそりと宮殿のパノラマが待っていました。ガードが一人立っていただけで、他には誰もいなかったため、二人でゆっくりと360度の壁画に囲まれ、ヴェルサイユの庭を訪ねた気分を味わってきました。初めてこの部屋を訪れた時、いつか本物の庭へ行ってみたいなと思ったこと、そして実際に行ってみて、その広大さに圧倒されたこと等が思い出されてきました。


"Symphony" "Arrangement" Harmony"

ウィスラー(James McNeill Whistler)のポートレートを見に再びフリックコレクション(Frick Collection)を訪ねてきました。ルノワール展が始まっていたためか、春が訪れたせいか、だいぶ込み合っていました。ルノワール展は小規模でしたが、オルセー美術館から若いカップルが楽しげに踊っている3作品が貸しだされていて、オルセーよりも広いスペースに展示されていたため、一層楽しく鑑賞することができました。
ウィスラーの作品は、"Arrangement in Brown and Black" "Arrangement in Black and Gold"のダークトーンのポートレイトが展示されていました。ウィスラーを見られてうれしかった反面、"Harmony in Pink and Grey" "Symphony in Flesh Colour and Pink"の2作品も一緒に見たかったという複雑な気持ちで、美術館を後にしました。

Sabarsky & Fledermaus

先週末そして今週末と、美術館巡りを満喫してきました。途中、デザインがとても素敵なノイエギャラリーのカフェで休憩。先週は、地下にあるFledermausにてティータイム。オーストリア系のカフェだけあって、デザートが見た目も味もデリケートで最高でした。気軽なカフェの割にはテーブルの模様等インテリアもお洒落で落ち着いた高級なイメージが溢れていました。そして、今週は、1階にあるSabarskyにてランチ。実はオーストリア/ドイツ料理には興味がなく、あまり期待していなかったのですが、予想以上のプレゼンテーションと味に大満足。もちろん、最後はデザートとウィンナーコーヒーで締めくくり。
ちなみに、カフェだけではなく、ギャラリーの建築も展示も面白いのですが、ついついカフェの方が優先...。



something green

久しぶりに、ブランチをしてきました。ウェストビレッジにある比較的静かで良い雰囲気のレストランです。セントパトリックスデーだったため、午前中から緑色を身につけた酔っぱらい達が街中のアイリッシュバーを梯子しはじめていました。普段はブランチカクテルをオーダーしない自分ですが、セントパトリックスデーにちなんで、エッグベネディクトと共にベリーニを頂いてきました。
ブランチへ行く途中、ヒンドゥー系の置物を売っているお店で、かわいらしいカエルを見つけました。手を組んで祈っている姿があまりにキュートで、しばらくウィンドーの前で立ち止まってしまいました。

Wednesday, March 14, 2012

テュイルリー公園&観覧車

ルーブル美術館で一時の寒さから休憩をとったあと、歩いてホテルまで帰ることにしました。テュイルリー公園(Jardin des Tuileries)をコンコルドに向かって歩きはじめたところ、前回見かけなかった巨大な観覧車が現れました。真っ白にライトアップされていたため、かなり明るく、光に誘われる虫のような気分で、だんだんと大きくなっていく光の輪へと向かって行きました。インパクトのあるライティングにも関わらず、観覧車は意外と空いていたので、ロマンチックな街にきた記念にパリのきれいな夜景をロマンチックに楽しんできました。




Le Pure Cafe

日本ではホワイトデーですが、ニューヨークではいつも通りの水曜日です。ロマンチックな映画で何度見ても飽きがこないのが、"Before Sunset"。先月やっと、念願どおり映画に登場したカフェを訪ねてきました。中心地から少し離れた場所にあり、凍える寒さであったこともあり、とても静かでゆっくり雰囲気を味わうことができました。英語を話せるさわやかなウェイター/バーテンダーが、ジェシーとセリーヌが座った席へ案内してくれました。店内では、若いフランス人達が数名、ランチメニューにあったハンバーガーを食べていました。予定では、映画のように、コーヒーとシトラスのドリンクを注文するつもりでいたのですが、あまりの寒さから、熱い紅茶と、リゾットに変更.....。意外と食事もおいしく、近所に住んでいたら常連になりたい素敵なカフェでした。


リュクサンブール公園

サイモンの舞台にリュクサンブール公園が登場すると聞いていたので、もちろん、立ち寄ってきました。氷点下の寒さでも、意外とたくさんの人がいました。公園内の噴水は氷の彫刻を作り出し、葉を落とした真っ黒な木々が整然と並んでいました。
そして、リュクサンブール城の守衛達は、サイエンスフィクション的なスタイルで、暖房付きのガラス張りの小屋の中に立っていました。



凍り付いた噴水。後ろに何気に見えるのはエッフェル塔。

並木

暖房付きのガラスボックスに立つ守衛

Tuesday, March 13, 2012

Hindsight

先日、大ファンの作家、Simon Van Booyによる初の舞台を見に出掛けてきました。久しぶりに見る舞台と、サイモンのストリーに期待を膨らませ、30分も早く劇場に足を運んでしまいました。パリのリュクサンブール庭園を舞台に、若い女性と老女、二人のコミカルな会話によってストーリーが展開されていき、サイモンらしいハッピーエンディングで幕を閉じました。
オープニングナイトだったため、作家本人と共に、期待通りの素晴らしい舞台を楽しむことができました。
舞台セットのベンチ

Musee Rodin

先月の旅行で、もう一つ改修中だったのはロダン美術館。残念ながら、ビロン邸の中へは入れませんでしたが、真冬の静かな庭をゆっくりと楽しんできました。これまで、公園や庭は、春から秋にかけて訪れるものと思っていましたが、冬景色も、華やかな春や秋に劣らず美しいものだなと、庭園内にあるカフェから静かに眺めてみました。
もちろん庭園内には、大きなバルザック像、そして考える人などなど、著名な彫刻達が飾られていました。


ミニチュア バルザック

アップタウンに用事があったついでに、メトロポリタン美術館に立ち寄ってきました。ルネッサンスのポートレート展をもう一度見に行き、西洋絵画ギャラリーを覗き、気になっていたピカソのユニークなヌード画を鑑賞してきました。
そして、今回もまた今まで気づかなかった面白い作品を発見してきました。ロダン作、バルザックのスタディーモデルです。モマの入り口に飾ってある彫刻のミニチュアバージョンです。よくよく見ると考える人のミニチュア像もひっそりと座っていました。
何度、訪れても新しい発見が絶えないところが、メトロポリタンの魅力の一つです。

ミニチュア バルザック
ちなみに、先月パリへ行った時、バルザックが過ごした家/美術館(Maison de Balzac)を訪ねたところ、残念ながら改修中で見学することができませんでした。門の隙間から、きれいな庭がちらっと見えただけで、また一つパリに戻らなければいけない理由ができてしまいました。

メゾン デ バルザック

Monday, March 05, 2012

"...the business of books is the business of life."

どこへ旅行へ行っても立ち寄るの本屋。今回も、再び、シェークスピア&カンパニーを訪ねてきました。英語の本ばかりなので、読める言葉にほっとするのに加え、古びた書店の内装がとても趣があり見て回るだけで楽しい空間です。真冬ということもあり、前回至る所に見かけた滞在者用のベッドはほとんどなく、若干広々とした感じでした。
そして、店の外には、年末に亡くなった創始者のジョージ・ウィットマンの写真が掲げられていました。

Sempe in the Hotel de Ville

凍える寒さの中、行列に並んでまで訪れたのはフランス人漫画家サンペ(Jean-Jacques Sempe)の展示。パリに到着したその日がちょうど最終日ともあり、とても混雑していました。それでも、お気に入りの絵本ニコラスシリーズの挿絵から、ニューヨーカーの表紙まで、オリジナルのイラストを次から次に一度に見ることができ大満足でした。サンペの作品は、パリの日常が描かれているものが多いため、地元での展示に一層親しみを感じ大感激の連続でした。そして、さらに、アメリカでは出版されていないMonsieur Lambertの続編を見つけ、初めて見るイラストにうれしかった反面、フランス語が読めずに残念な思いも.....。
サンペ展を楽しんだ後は、ライトアップされた美しいHotel de Villeの外観と、Villeの前に設けられた真冬ならではのスケートリンクを眺めてきました。



Sunday, March 04, 2012

マルセル・プルーストの部屋

カルナヴァレ博物館を訪れたメインの目的は、プルーストの生前の部屋を再現した展示を見に行くことでした。旅行直前に、全7巻の大作を読み終えたばかりで、今回の旅では、パリ市内で最寄りの地を訪ねるのをとても楽しみにしていました。
プルーストの部屋

セヴィニエ侯爵婦人(Mme de Sevigne)
「失われた時を求めて」 にてナレーターの祖母が愛読していた書簡作家セヴィニエ公爵夫人のポートレート。

カーナヴァレ博物館中庭を眺めるゲート

Musee Carnavalet

寒波とともに、再びパリへやってきました。ニューヨークはとても暖かかったのに、ヨーロッパは氷点下の寒さでした。
午後一にホテルに到着し、まず訪れたのはカルナヴァレ博物館(Musee Carnavalet)。パリの歴史に関する展示を行っている博物館です。もともと貴族の邸宅であった建物で、建築だけでも見応えがあります。マルセル・プルーストの作品に登場した書簡作家セヴィニエ侯爵婦人(marquise de Sevigne)も住んでいたことのある豪邸です。
たくさんある展示の中で最も目に留ったのが、画家/風刺画家Albert Guillaumeの「Les retardaires.」。パリの社交界の様子を描いた作品で、当時の人間模様が面白く表現されていました。そして、もう一つ、Henri Gervex 「Une soiree au Pre-Catelan」。プルーストの小説に何度も登場した光景を思わせる、艶やかなパーティーの風景にしばらく見入ってしまいました。

Les retardaires.



Une soiree au Pre-Catelan


14つ目

我が家の13個の花達は、レイのコサージュに使用され、14つめの花がひっそりと数日前に開花しました。