午後一にホテルに到着し、まず訪れたのはカルナヴァレ博物館(Musee Carnavalet)。パリの歴史に関する展示を行っている博物館です。もともと貴族の邸宅であった建物で、建築だけでも見応えがあります。マルセル・プルーストの作品に登場した書簡作家セヴィニエ侯爵婦人(marquise de Sevigne)も住んでいたことのある豪邸です。
たくさんある展示の中で最も目に留ったのが、画家/風刺画家Albert Guillaumeの「Les retardaires.」。パリの社交界の様子を描いた作品で、当時の人間模様が面白く表現されていました。そして、もう一つ、Henri Gervex 「Une soiree au Pre-Catelan」。プルーストの小説に何度も登場した光景を思わせる、艶やかなパーティーの風景にしばらく見入ってしまいました。
Les retardaires. |
Une soiree au Pre-Catelan |