Monday, August 29, 2011

ビスポーク

今月になって休む間もなく作り続けたビスポークのスーツが今日完成しました。3着。1、2m離れたところからみるとなかなかの出来栄えです。
明日の早朝にロンドンへ旅立ちます。


秋晴れ

ハリケーンが去った後は、秋晴れの青空です。アパートの敷地内の大木が2本根元から倒れていました。大きな木は夏場に日陰を作ってくれてとてもありがたい存在だったのでとても残念です。近所でもけっこうたくさん大木が折れてたり倒れたりしていました。ちなみに、8月の初旬にはまだ小さかった林檎がずいぶん大きく育っていましたが、強風ででたくさんの実が地面に落ちてハエの餌になっていました。今年になって、大雪、地震、ハリケーンとニューヨークでは滅多に無い自然災害が続き、次は何がやってくるのかなと。
倒れた大木

Sunday, August 28, 2011

嵐の後OR 前の静けさ

昨日の午後は地下鉄も止まり、車の数もまばらでクリスマスよりも静かなニューヨークでした。そして、夜になってやっと強風と豪雨がやってきました。前回の大停電から学び、バスタブとキッチンに水を溜め、マットレスを窓から離れたところに移し、後は大ストームを待つばかり。バルコニーからのガタガタ鳴る音でなかなか寝付けず、午前2時半に、フェンスに飾ってあった円形のオブジェクトを下ろし、やっと穏やかな眠りにつくことができました。
今朝は、太陽の光で目が覚め、まだアイリーンは通過していないものの、静かな日曜日を迎えています。我が家の唯一の被害は、リビングルームのエアコンわきに小さな水溜りができていました。
小さな水溜り

下ろされたオブジェクト

Friday, August 26, 2011

アイリーン

今日無事にレイルパスを受け取ることができました。そして、今度は地震に続いてハリケーン警報が出され、ニューヨーカーは食料等の買いだめに殺到しています。スーパーは驚くほど大混雑していました。自分たちは、旅行前の買い物をしていたのですが、電化製品のお店では電池が山積みにして売られていたりラジオを探している人がいたり、ドラッグストアの棚もだいぶ物が売り切れているようでした。ちなみに、自分は万が一の停電&断水に備えて、掃除洗濯を済ませておきました。たぶん大騒ぎしたわりには、たいしたことはないだろうと疑いつつ、週末はほとんどの公共交通がストップするので雨降りの中静かな土日を過ごせたらよいなと思っています。
ところで、1978年までは、ハリケーンの名前は全て女性だったそうです。79年からは男女平等のためアルファベット交互に男女の名前がつけられていますが、なぜか女性の名前の方が大規模なハリケーンが多いような気が。

Thursday, August 25, 2011

チケット

来週のバケーションを目前に、今朝そういえばまだレイルパスを購入していなかったことを思い出し慌ててインターネットをチェックしてみたところ、郵送で最低3日はかかるらしいことに気づき、必死になってチケット購入リサーチを始めました。JRパスや国際列車のチケットはその場ですぐに発行してもらえたので、すっかり、このパスも即日発行かと思い込んでいました。普通に切符を購入するとかなり高いので、すでにホテルは予約してあるけど、旅程変更しなくてはいけないかなと思ったりしながらも、近くの旅行代理店で明日無事に届けてもらうことができました。かなり冷や汗気味でしたが、とりあえず一安心。
週末は、荷造りとガイドブックを徹底的に勉強して楽しい旅行に備えたいと思います。

Tuesday, August 23, 2011

地震!?

ニューヨークエリアに住んで9年、初めての地震を体験しました。あまりにも予想外だったので、最初は自分の頭がくらくらしているのかと思い、建物が動いていると気づくまでに数秒かかってしまいました。そして、すぐに窓の外をのぞいてテロがおこっていないことを確認した後に、ただの地震だったのかな?と。それでも、まだニューヨークで地震が起きると思ってもいなかった上にこの辺の建物は耐震ではないので、念のためにお向かいのお宅をノックしたところ、90年代にも一度同じような(日本と比べるととても小さな)地震があったそうです。今回はバージニアが震源でこのあたりまで余波がきたようです。大した揺れでは無かったのですが、予期せぬことにかなり慌ててしまいました。ちなみに、レイは本棚の目の前に座っていて、後から考えると、とても危険なポジションだったなと。地震なれしていない地元の人達は、こんな小さな揺れでもかなり驚きなようです。

Monday, August 22, 2011

くまのプーさん90歳

一日遅れてしまいましたが、プーさん90歳の誕生日おめでとう。
1921821日、クリストファー・ロビン1歳の誕生日にテディベア(プー)がプレゼントされました。このオリジナルのプーさんとその仲間たちが展示されている図書館で、90歳を記念してバースデーカードを送るイベントをおこなっていました。もちろん私とレイからもメールでカードを送りました。

郊外での週末つづき

一泊して帰るつもりでいたのですが、ドライバーの関係でもう一泊することに。そんなわけで、昨夜は大きなスクリーンで指輪物語パート1を見て、パート2&3は借りていくことに。今朝は、冷蔵庫の奥に昨日の残りのロブスターと蟹サラダを見つけてそれで朝食にしました。1パウンドで30ドル以上する高級品だけあってかなり美味しいかったです。ちなみにその店のオーナーがスモークサーモンをBBQしてくれて、魚好きの日本人には大うけでした。
そして、大きなプールで一泳ぎして、郊外生活を十分に満喫してから、都会の喧騒の中へと戻ってきました。毎日往復4時間の通勤は考えものですが、大きな庭とプールと家庭菜園のある生活もうらやましいなと思いました。

Sunday, August 21, 2011

八月の家庭菜園

8月の家庭菜園は、瓜科の野菜が巨大に育ちジャングルのようになっていました。先月訪れたとき、このツタには何が実るのかしらと思ったところには、ゴーヤがすくすくと育っていました。一番に目をひいたのは、つたからぶらさがった巨大な毛瓜。普段マーケット見かけるものは大根よりも一回り小さいものばかりだったので、その3,4倍の大きさとユニークな形に驚き。そして、足元を見るとかぼちゃらしき花が咲いていて、葉っぱを持ち上げて見てみると、巨大なズッキーニが。秋になると、巨大なかぼちゃはたくさん見かけますが、他の瓜科の植物もこんなに大きく育つとは知らなかったため、しばらく見事な野菜たちをじっくと眺めてしまいました。
その他、チャイニーズロングビーン(十六大角豆)、茄子、唐辛子、ミニトマト、葉野菜などが収穫時期を迎えていました。
自分で収穫した野菜の一部

十六大角豆

ゴーヤ

毛瓜

茄子

唐辛子

葉野菜

郊外での週末

週末をロングアイランドに住むレイのおばさん宅で過ごしてきました。金曜日の夜、激しい雷雨の中マンハッタンを発ち、土曜日の午後から夜までBBQを楽しみました。日系企業に勤めているおばさんの日本人同僚を招いてのバーベキューパーティーだったため、手土産に海苔巻きや枝豆を持ってきてくれました。米国永住の日本人ばかりでしたが、それでも久しぶりに日本の空気を感じることができました。午前中に、近所に住むレイの親戚の方からまた赤紫蘇を頂いたのであばさんのリクエストに応えて紫蘇ジュースを作りました。白砂糖を使ったため前回より味は劣ったものの、日本人ゲスト達には大変喜んで頂き、すぐに無くなってしまいました。こんなに人気があるのならもっとたくさん作れば良かったなと。

Thursday, August 18, 2011

ボタン

その昔、母の裁縫箱に入っていたボタンのコレクションを楽しく眺めていたのを覚えています。どこから集まってきたのか不思議なほどに、カラフルで違った形と大きさのものがたくさん集まっていました。
我が家のボタンコレクションも知らず知らずのうちにだいぶ増えつつあります。黒系、白系とその他の3つの缶にわけて集めています。

Tuesday, August 16, 2011

雨曇り

日曜日から、雨降りと曇り空の毎日が続いています。雨音が都会の騒音と人気を減らしてくれるので、天気の悪い日もけっこう好きだったりします。
ところで天気が崩れる度に何気に思い浮かぶのがトーベ・ヤンソンによるムーミンのお話です。小説よりも漫画版のほうが気に入っています。無邪気で純粋なキャラクター達と美しいムーミン谷の風景を見るたびに、北欧のどこかにこんな森が存在するのかなとついつい想像してしまいます。
ところで、雨降りを嫌う人がたくさんいますが、ムーミン谷では雨が降ったら食器を洗い、洪水になったら流されて、どんな状況も楽しく変えてしまう気楽さがあります。自分も思わずムーミン一家のアブノーマルな行動に加わりたく思ってしまいます。

Sunday, August 14, 2011

裁縫箱

最近では、お裁縫箱を持っていないも珍しくなくなってきましたが、一昔前までは女性の必需品でありました。今、自分が使っているものも、レイの祖母がかつて所有していたものです。箱の中には、大量の木綿糸、日本製、イギリス製、西ドイツ製の手縫い針セットなど、錆びたはさみ以外はまだまだ重宝するアイテムがぎっしり詰まっていました。若干時代を感じるところに、さらに愛着がわいてしまう部分もあります。
今日は、友人から色とりどりの木綿とポリエステルの糸を頂きました。数年前に亡くなった友人の祖母が所有していたものです。当時の値札や時代を感じるデザインなどにノスタルジックに眺めてしまいました。たくさんもらってうれしい反面、置き場に困ったので、これを期に裁縫箱の中身を整理整頓してみました。
ちなみに、母が使っていた裁縫箱もかなり味があるデザインだったので、譲ってくれるまでぜひ保存していてもらいたいなと。
色とりどりの糸

錆びたはさみ

お裁縫箱

Saturday, August 13, 2011

ランドスケープ

最近Jere Gettleの家庭菜園関係の本“The Heirloom Life Gardener”を読み終えました。農業の大規模化が進むと共に、野菜の味や栄養素が衰えたことに加え、かつてたくさんあった野菜の種類もかなり減ってしまったそうです。そんな時代の中、Jereの畑では、エアルーム品種の野菜たちが有機栽培で育てられています。昔ながらの野菜は、形も様々で、とてもカラフルな彩りだそうです。
自然が創り出す色の不思議を想像しながら、目にとまったのが、我が家のミニペインティングたち。レイの描き出すアブストラクトは自然の野菜に負けずとも劣らず、とてもカラフルなきれいな色の世界が広がっています。

寒蝉鳴

立秋を過ぎ、朝晩がとても過ごしやすくなってきました。蝉の声も聞こえ始め、徐々に夏の終わりを感じつつあります。今週末は日本ではお盆を迎えますが、遠くから気持ちだけ先祖の供養をしたいと思います。実家の隣がお墓で、自分の部屋からの眺めが、この時期色とりどりの花に飾られてとてもきれいだったのを覚えています。明日は旧暦の15日でちょうど満月です。かつては、月明かりの下、夜通し盆踊りを踊ったそうですが、海外生活が長くなると、提灯の明りにやぐらと音頭、そして浴衣に屋台といった夏祭りやお盆がとても恋しく感じられます。

Tuesday, August 09, 2011

赤紫蘇ジュース

レイのおばさんの家庭菜園から、また新鮮野菜を頂きました。その中に、大量にあったのが紫蘇の葉。青紫蘇はしばらく使う分を除いて全て冷凍。冬の間の薬味に重宝します。初めて頂いた赤紫蘇はあまりにたくさんあったので、りんご酢と砂糖でジュースにすることにしました。実は、紫蘇ジュースは一度も飲んだことがなく、どんなものだろうと疑問に思いながら作ってみたのですが、出来立てを味見してみたところ、赤紫蘇の香りと酢の酸味がよく効いていてかなりおいしく出来上がりました。健康にも良いらしいので、紫蘇ジュースを毎日飲んで暑い夏を乗り切りたいと思います。ちなみに、残った葉は塩と混ぜてゆかりにしました。
before
after

Monday, August 08, 2011

3時間+の行列

久しぶりに、メトロポリタン美術館へ行ってきました。気軽にいつでも美術鑑賞できるのは、ニューヨークに住んでいてうれしいことの一つです。この週末は、アレキサンダー・マックイーンの展示の最終日ということで、入り口からセントラルパークの前まで南北に長い行列ができていました。おそらく展示室に辿り着くまで4時間待ちは確実です。今までに見たことのない行列に圧倒されつつ、サイドにほとんど列のない入り口を発見し、そこから中へ入ると、常設展は週末にしては意外とすいていて、ゆっくりと観賞することができました。今回は、ヨーロッパ絵画をチラッと通過し、現代美術を見て、エジプト館のカバ“ウィリアム”に会い、久しぶりにアフリカ館の展示を満喫してきました。きっと、滅多にへアート観賞をしない人達も、マックイーンの展示には何時間も待った上になぜか訪れているのだろうなと、行列を横目で眺めながら美術館を後にしました。

Bug Hunting

レイがTom Fordの香水を使い度に、襟元に小さな虫がとまっているのを見かけるようになりました。おそらく天然植物オイルの香りに誘われて、虫たちが寄って来るのではと。
一方、明け方に痛かゆさを感じで目が覚めると、右腕と指先に3箇所の虫さされを発見。かゆみ止めを塗った後ベッドに戻ったものの、同室に蚊が潜んでいるという不快感からよく眠れず。朝起きると、左足にさらに2箇所の虫さされが。そして、リフレッシュにシャワーを浴びようとバスルームに向かうと、丸々と太った蚊がタイルの上にとまっているのを見つけ、無事に駆除成功。18階に住んでいても、年に数回はどこからか蚊が部屋の中へ迷い込んできます。
虫をも魅了する香?

Friday, August 05, 2011

七夕

土曜日は、旧暦の七月七日。仙台の七夕祭りも今週末です。前夜には広瀬川で花火が打ち上げられます。しかし、昔から大の人ごみ嫌いで、祭り開催中は出来る限り混雑した市街地は避けるようにしていましたが、そうはいっても、駅入り口に七夕の飾りつけがされる度にうれしくなったものです。

竹の声桃の花

何年か前に古本屋のセールで、この本を見つけました。昭和43年に出版された川端康成の「竹の声桃の花」です。自分の好きな作家の作品のであったこと、ニューヨークで出会ったということで、ついつい購入してしまいました。“・・・竹の声は聞こえるだけではなく、桃の花は見えるだけではなくて、竹の声が見えたり、桃の花が聞こえたりもする。”という一文がとても印象強く記憶に残っています。
そんな風情のある言葉を思い浮かべながら、ここ数週間窓の外から聞こえてくる解体工事の騒音をどうやって乗り切ろうかとかと試行錯誤しています。
以前勤めていた会社の前で1ヶ月ほど工事の騒音が続いた際は、耳栓をしても音楽を聞いても鋭いドリルの音が頭の中に鳴り響き、しばらく頭痛に悩まされたことがありました。

Tuesday, August 02, 2011

テイラープロジェクト

先月から独学でスーツを作り始めました。全てのクラフトに通じることだと思いますが、テイラーの道はとても奥が深いです。

Monday, August 01, 2011

林檎の木

先日、マンションの脇に一本の林檎の木を見つけました。小さな青林檎がみずみずしくたくさん実っていて、ついつい、味見をしてみたい欲求にかられてしまいました。うちのマンションの目の前は、公園のようなちょとした緑に囲まれいて、この木はひっそりと一番端の目立たない場所に立っていました。しかし、都会のオアシスに目を奪われた次の瞬間、ダウンタウンの汚染された空気と雨水、鳩とネズミが運ぶばい菌が頭をよぎり、きれいな林檎の実たちがたちまち毒林檎へと変わってしまいました。